ジャンクプレステ2の修理
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プレイステーション2のジャンクは、ジャンクの中でも、とても人気があります。
発売当初は、ジャンクでも2万円以上の価格がついていましたが、最近は、新品のPS2の販売価格が下がったので、数千円でジャンクが落札できるようになってきました。
PS2は、他のゲーム機に比べて、非常にジャンクでの出品が多いのです、その理由は、まず、販売台数が、他のゲーム機に比べて非常に多い事、そして、PS2は、DVDR、CDRでバックアップしたCDを動かす為の改造をする人が非常に多いのです、、現在、改造の為に使うチップが法律で規制されているので、数年前に比べると、改造する人は、かなり減りましたが、未だに改造しようとしている人がいます、改造しようとした人の中には、失敗してしまう人がいる為、ジャンクとしての出品数が多いのです。
ジャンクとして、出品されているPS2で最も多いのが、ピックアップの故障です、PS2のソフト、DVDが読めなくなってしまったジャンクです、読めなくなってしまった理由は、いろいろあるようですが・・、ピックアップの故障を修理するのは、非常に困難です、はっきり言って電気に詳しくない人は、無理です。自分も何回かチャレンジしました(^^;、稀に読めるようになりましたが、とても正常とは言える状態ではありませんでした(^^;、直せる人もいるようですが・・・、相当難しいと思いますよ。
自分の一番お得だと思うジャンクは、ずばり、改造失敗のジャンクです。改造の多くは、PS2の裏蓋を開けて、基盤に付いているICに、半田ごてで配線しないといけないのです。失敗する人の多くは、そのピンに、配線する時に、半田を付けすぎてしまって、隣りのピンに半田がくっ付いてしまうのです。この場合、半田吸い取り線で、半田を一度吸い取ってから、もう一度、半田を付け直すのが普通なのですが、半田吸い取り線を知らないようで、半田ごてで何とか隣りにくっ付いてしまった半田を取り去ろうと、頑張っているようですが・・・、いじくればいじくるほど、自体は悪化しちゃうんですよ(^^;、ICの足が浮いちゃったり、パターンを剥がしちゃったり、隣りの足にくっ付いちゃたりするのです(^^;、そして、諦めてしまうようです。自分にとっては、ICの足が浮いてしまったり、パターンが剥がれてしまったりした状態を修復するのは、とても簡単な事なのです(^^、しかも、大抵、パーツは生きてますから、換えパーツを購入しないので済むので、修理費用がかからないで直すことができるのです。
ピックアップ部分の故障で、PS2ソフト、DVDが読めなくなってしまった、ジャンクは、ピックアップ部分が生きているジャンク品と組合す事によって復活させる事ができますが、ジャンクが2台必要になるので、改造失敗品と比べると高くついてしまうかもしれません。
今回は、改造失敗品を、3400円で落札しました。電源は、入るが、全く何も写らないとのことです、ついでに、トレイが開かないそうです(^^;、本体のネジなし、付属パーツは、AVケーブル、電源ケーブだけですが、相場より少し安い価格で落札できたと思います。 |
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まずは、ネジを開けます、と言いたいところですが・・、今回のジャンクは、初めからネジが付いていません(笑 |
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蓋を取りました。簡単に開けることができます(^^
元の持ち主の指紋が沢山付いているのでビックリ(^^;、まぁ、外装じゃないから、まぁ〜、いいかなぁと思いながら、シールドの板を取り外しました(^^; |
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早速、ICを中心に、損傷箇所を探しました。すぐに、問題がありそうな部分が数箇所発見でしました、思っていたよりも、ダメージが少なかったので、簡単に直りそうな予感? |
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赤丸部分が、最もダメージを受けている箇所です。はっきりって軽症です。重傷な場合は、ICの足がないときがあります(^^;、ICの足が、一部隣りとくっ付いてしまっているのが分かりますか?、この接触している部分を直せば大抵動きます。では、早速直してみましょう。 |
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道具は、先のとがった半田ごて、カッター、半田吸い取り線です。
まずは、ICの足に付きすぎた半田を、半田吸い取り線で取除きます。、そして、半田でICのピンを温めながら、カッターですばやくICの足が隣りの足と接触してしまっている直して、作業終了です。あまりじっくりと温めすぎてしまうとICが、お亡くなりになったりしてしまう事があるので、注意して下さい。理想は、1−3秒ぐらいです。
完璧!と思って電源入れてみたんですが、はじめと全く症状変わらず・・(^^; |
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もう一度、蓋を開けて、墨から墨まで基盤をチェックしましたが、特に問題があるところは見当たりませんでした。ICの足に問題があるような気がしたので・・
テスターでチェックしてみたところ、まだICの足が隣りの足に接触しているようです(^^;、しかし、何度見てもICの足が隣の足に接触してる気配がありません(^^;、さらにじっくりと観察したところ・・、ICの足の付け根部分に、ほんの少しだけ半田がついていたのが原因だったようです、早速、半田吸い取り線で半田の除去をしようとしましたが、上手く取れません(^^;、仕方がないので、カッターでICの足を浮かせてから、半田を除去しました。 |
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今度は、上手くいったようです、電源を入れて、イジェクトボタンを押すと元気よくトレイが飛び出してきました(^^ |
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PS2、PS1のソフト共に、問題なく動きました、ほんの数分で修理する事ができました。
直ったのは、嬉しいのですが・・・、裏蓋のネジがないと非常に不便ですね(笑、ネジだけオークションで買ったら高そうなので、もう1、2つジャンクを落札する事にします(^^;、PS2修理第二段楽しみにしてて下さい(笑
改造失敗のジャンク品にもいろいろあるので、ご注意ください。 |
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